バラの種類

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イイハナ・ドットコムの『バラの種類』。
多種多様なバラの品種が世界中で愛されています。
バラの種類ってどれだけあるの?
バラの交配の歴史もご案内します。

バラの種類

バラの種類

愛好家の多いガーデンローズ、もとは自然の中で咲いている野性のバラ(原種ばら)。約150種類あるこのワイルドローズのなかでわずか10数種類がガーデンローズの祖先だそうです。
バラは大きく分けるとこのワイルドローズ(野生種)、オールドローズ(19世紀人口交配以前)、モダンローズの3種類です。

19世紀のフランスでナポレオン皇帝妃、ジョセフィーヌの専属の園芸家が世界で始めてバラの人工交配に成功しました。それまでのヨーロッパのバラの種類は一年に一度しか咲かないバラ(一季咲き)でしたが、その頃「四季咲き」の特徴をもった中国原産のコウシンバラが持ち込まれ、これはまさにバラの種類の革命といえました。

花屋さんでバラの苗を見ると「HT」や「FL」などの記号で分類してあるのに気づきます。「HT」はこの19世紀に生まれたハイブリッド・ティーの略で、このハイブリッド系の特徴は株立ち状になって一茎に一輪、豪華な大輪の花を咲かせる種類です。剣弁咲き(はなびらの先がとがる)や半八重咲きなど花の姿も大変豪華で切り花に多く利用され、世界でもっとも普及しています。このハイブリッドティー以前(19世紀以前)をオールドローズ、以後をモダンローズと呼んでいます。オールドローズは一季咲きや二季咲きで半つる性、香りのよい品種が多くあります。オールドローズの中だけでも代表的なものだけで20あまりの系統に分けられています。高級なローズオイルがとれる品種もここに含まれています。 最近、そのよさが見直されて、人気が復活してきました。

他にもモダンローズでは中輪房咲き種でローズガーデン造りで木に花をたくさん咲かせて楽しめるフロリバンダ系(FL)やハイブリッドティー後、さらに交配され、園芸品種のもとになったイングリッシュローズなどがあります。また趣向の違うものではつるバラ(CL)、ミニュチアローズ(Min.)も愛好家の多いバラの種類です。ワイルドローズ(ばらの原種)には日本原産のノイバラの名前もあります。

バラの種類はとてもここに紹介しきれないほど多く、また多くの系統に分類されます。好みの種類をみつけて奥深さを楽しんでみるのもお勧めです。

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