イイハナ・ドットコムの『正月飾りについて』
門松、しめ縄、鏡餅...毎年見るけどなんの飾りなのでしょう?
門松は「歳神の依代(よりしろ)といって、歳神様が天から降りてくるときに迷われないようにする目印なのだそうです。
穢れのない新わらで作られ、神の占める場を示します。しめ縄は内外の境界線を示すために張り巡らす綱のことで、ご祈祷などの際に神事を行う場所に綱が張ってあるのをご覧になった方もいらっしゃると思います。それと同じくこれが張ってある場は清浄な区域として他と区別され、家の戸口に張れば、家の中に不浄なものがはいらないように境界線を張ったことになります。
歳神様へのお供え物です。ちょうど昔の鏡と同じ丸い形をしているのでこの名がついたとも言われています。作物の中で一番大切なお米で餅をつき、海の幸、山の幸、ゆずりはや橙を飾り付けます。ゆずりはは新葉が成長した頃に古葉が落ちるので「あとをゆずる」と言われ家系が絶えない象徴として、橙は実が落ちにくく世代の違う実が同じ木に残るところから、家が代々繁栄するという象徴として、それぞれ願いが込められています。
他にもお屠蘇の飾りや、おせち料理の意味、祝い箸やお年玉袋など、知ってみればなかなか面白いのがお正月のしきたりです。