シクラメンは、置き場所や水やりの頻度さえ間違えなければ初心者でも育てやすい花です。冬の花であるシクラメンは寒さに強そうというイメージがありますが、ガーデンシクラメンでも耐寒性はそれほど高くありません。気温が5度を下回ると葉が萎れ、霜が降りると最悪枯れてしまいます。
日本の気候では、地植えではなく室内で鉢植えで育てるのがおすすめです。冬は日光が良く当たる窓辺で管理し、梅雨から夏にかけては風通しの良い半日陰で休眠させましょう。夏を無事に越すことができれば毎年美しい花を楽しむこともできますが、肥料を与えていなかったりなど、適切な育て方をしないと花が咲かない場合もあるので注意が必要です。
また、球根から根が出ているシクラメンは、水をあげすぎると根腐れを起こしやすくなります。土の表面が乾いたら、葉にかからないように注意しながら鉢底から水があふれるまでたっぷりと水をあげましょう。やや乾燥気味に育てるのも、シクラメンを上手に育てるコツの一つです。