お彼岸のお供えものは?ふさわしいものやマナーについて

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秋と春、1年に2回ある「お彼岸」は、日本で古くから行われている風習のひとつです。お彼岸は、故人を偲ぶ儀式のため、お供え物の用意が必要になります。
しかし、お供えものと言っても、選ぶものには人によって違うがあるため、「何を選べばよいの?」と迷う方も少なくないでしょう。
そこで今回は、お彼岸のお供えものの選び方やマナーについてご紹介いたします。

お彼岸のお供えものは、基本的に自由

お彼岸のお供えものは、基本的に自由

大切な故人を偲ぶお彼岸ですから、細かいルールがあるような印象を持っている方もきっと多いでしょう。ですが、実際は、お彼岸のお供えものに"コレを選ばなければならない“という制限はありません。
お彼岸のお供えもの選びは基本的に自由なので、そのため、故人が生前好きだったお菓子や、お花を選んでもOKです。

お供えものとして向かないもの

お供えものの選び方にルールはないものの、できるだけ避けた方が良い「不向きなもの」があります。
そのため、次のものはお供えものとして持参することは控えた方が無難です。


【日持ちしない食べ物】
一般的に、お供えものは日持ちするものが好まれます。そのまま置いておいても長期間食べられるものは良いですが、生菓子など常温で保管できないものや賞味期限が数日のものは避けましょう。
また、飴やチョコレートなど、温度で溶けてしまうようなものもあまり好まれません。

【肉や魚など、殺生のイメージにつながるもの】
お供えものを選ぶ際、殺生を連想させるものは避けることがマナーです。肉や魚のほか、毛皮製品もお供えものとしては向きません。

定番のお供えもの

定番のお供えもの

お彼岸のお供えものは、条件やルールがないため、何を選ぼうか迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときは、お彼岸にふさわしい定番のお供えものを用意すれば間違いありません。
定番のお供えものを3つまとめました。

【おはぎ】
昔から、特別な日と言えば、餅米と小豆を使った赤飯が用意されてきました。そんな縁起物の餅米と小豆を使った「おはぎ」は、お彼岸でも定番のお供えものです。

【ゼリーやおかきなど、個包装のお菓子】
ゼリーやおかきは、常温でも置いておけるうえに、賞味期限も長めです。性別や年代を問わず好まれるので、お彼岸のお供えものとして多く選ばれています。故人やご遺族の好みに合わせて、クッキーなどの焼き菓子を用意するのも◎

【そうめん】
そうめんは、『喜びが長く細く続く』という意味を持つ、縁起の良い食べ物です。また、ご先祖様が精霊馬に乗って帰る際、そうめんが手綱になると言われています。乾麺であるそうめんは長期保存も可能なので、お彼岸のお供えものとして最適です。


お彼岸のお供えものには、とくに決まりはありません。
ただし、お供えものとして不向きなものは避けた方が無難です。
「どんなお供えものを用意すれば、喜んでもらえるかな…」と故人のことを思い浮かべながら選ぶのも良いですね。

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