胡蝶蘭の相場:価格を知って企業のお祝いに最適な花を贈りましょう
胡蝶蘭は、開業祝いやオフィスの移転祝いなどにふさわしいお祝いのお花です。ただし、胡蝶蘭はサイズだけでなく立ち数によっても価格が変わるため、贈り物としてふさわしい相場をあらかじめ確認しておく必要があるでしょう。
本記事では、胡蝶蘭の相場だけでなく、贈るシーンや相手企業に合わせた「ふさわしい選び方」をご紹介します。
価格ポイント1. 胡蝶蘭のサイズ

胡蝶蘭の価格を決めるポイントの1つがサイズです。
胡蝶蘭は、花弁が10〜15cmのものを「大輪」、花弁が6〜9cmのものを「ミディ」と呼んで区別します。
大輪胡蝶蘭は、白色とピンク色、そして「赤リップ」と呼ばれる白赤の花がほとんど。一方で、ミディにはこれら以外に黄色やオレンジ色などがあり、カラーラインナップが豊富です。大輪とは違った魅力があるので、花弁が小さくても見劣りはしません。
価格ポイント2. 胡蝶蘭の立ち数

立ち数とは、「鉢から出ている花茎の数」を示す言葉です。
1つの鉢に多くの花茎があるほど華やかさが増すため、立ち数が多い方が価格は高くなります。
ちなみに祝い花はご祝儀と同様、割れない数で贈るのが基本。3本立て、5本立て、7本立てなどがあります。
価格ポイント3. 胡蝶蘭の輪数

大輪胡蝶蘭の場合は、輪数(花の数)によっても価格が変わります。
いうまでもなく、1本の花茎につき輪数が多い方が高額になります。
しかし、ミディの場合は大輪よりも花がつきやすいため、輪数の多い少ないで価格が変わることはありません。
胡蝶蘭の価格はサイズ×立ち数×輪数で変動する

3つの価格ポイントをまとめると、もっとも高額な胡蝶蘭は立ち数と輪数の多い、大きなサイズの大輪胡蝶蘭です。なお、フラワーショップや通販サイトによっては、花の色によって若干価格を変えている店舗もありますが、これは色によって流通量に差があるためです。
大輪胡蝶蘭は、1輪700〜800円が相場とされています。単純にこれを掛け算していけば、およその価格を算出することができるでしょう。
ミディは、立ち数やサイズが変わってもそれほど価格に差がありません。
そのため、ミディならオフィスや事業所の規模や社風に合わせて選ぶのがよいでしょう。
胡蝶蘭を贈る時のふさわしい相場は贈るシーンと相手によって変わる

このように、胡蝶蘭は見る人が見ればおよその価格が分かる祝い花です。
一般的に「値段の分かる贈り物」はNGですが、企業間においてはおよその価格が分かった方が贈答品としてふさわしい場合が多く、重宝されています。
お世話になっている大切な取引先などには、ワンランク上の胡蝶蘭を贈りましょう。
大きな企業であればあるほど、祝い花として胡蝶蘭を贈られる機会が多いので、相場よりもワンランク上の胡蝶蘭を贈ることで日頃の感謝や継続的な取引のお願いを込めることができるからです。
胡蝶蘭は「花」ですが、相場が周知されているため「ご祝儀」としての役割も務めてくれます。
開業祝いや事務所の引っ越し祝い、開院祝いなどにはふさわしい価格帯の胡蝶蘭を贈りましょう。