千趣会では年間およそベルメゾンを中心に1億冊ものカタログを発行いたします。それはパルプ(紙の原料)にして約4万トンにものぼります。それらの環境対策として1993年より海外で大規模な植林事業に参画し、今では全量をまかなう規模への拡大を目指しています。これは、社会の市民である企業としてはあたりまえの義務なのかもしれません。
一方で、「本当に自然にやさしい活動」や「千趣会らしい社会貢献」また「私たちだけでなくお客様にもご参加いただけるイベント」をやりたいという思いではじめたのがこの<ベルメゾンの森キャンペーン>です。
小規模とはいえ、初めて行う環境イベントでしたので、「どなたにも振り向いていただけなければどうしよう」「義務感や押し付けでなく、気軽な気持ちではじめていただけないか」という2つが課題でした。寄付先についても、様々探した上で植林という環境活動で女性支援、社会貢献、平和貢献をなしとげたワンガリ・マータイさんを選ばせていただきました。
スタートの年、2006年は恐る恐るのスタートでしたが、フタを開けると予想の倍以上のスピード(2ヵ月半ほど)で完売し、ほっと胸をなでおろした次第です。ご賛同いただいた方へ感謝すると同時に、売り切れででご参加いただけなかった方にはお詫びを申し上げます。初回の3000セットは、もちろん森と呼ぶにはまだまだ少ない数ですが、ご参加いただける方がいる限り続けていければと考えております。また、このキャンペーンと共に緑を育てる気持ちが日本中に広がっていけば、喜びにたえません。