クリスマスリース通販で購入する前に知っておきたい豆知識

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古くからクリスマスシーズンになると家々の玄関に飾られるクリスマスリース。
日本でもクリスマスリースを飾る家が増えてきました。クリスマスリースの起源はとても古く、魔除けや新年を祝う意味が込められています。
今回は、意外と知らないリースの歴史や意味、人気のスタイルなどをご紹介いたします。本当の意味を知ることで、クリスマスリースに対する価値観が変化するでしょう。

クリスマスリースの豆知識

クリスマスリース

クリスマスが近づくと、家々の玄関にリースが飾られるようになります。日本でもさまざまなデザインのリースが飾られるようになりましたが、リースの起源や意味は意外と知られていません。リースはどのように生まれ、どんな意味が込められているのでしょうか?

紀元

キリスト教を信仰する国で盛大に祝われるイメージが強いクリスマス。リースも同じくヨーロッパが由来と思われがちですが、紀元は古代ギリシャ・ローマ時代まで遡ります。
枯れることがないため永遠の象徴とされた常緑樹の枝を輪にしたものが、リースの始まりです。もともとは、結婚式などの祝いの席の装飾や勇者など偉大なことを成し遂げた人を讃える冠として用いられてきました。リースの冠を捧げられることは、当時最高の栄誉だったそうです。
オリンピックの聖火ランナーが豊穣の象徴でもあるオリーブのリースを被るのは、この風習からきているのです。時代は流れ、キリスト教がローマ全土に広まるようになると、かつての風習とキリスト教の風習が入り混じりクリスマスにリースが飾られるようになりました。

リースに込められた意味

リースは、冬でも美しい緑色の葉を茂らせる常緑樹で作ることから魔除けの効果があるとされてきました。特に葉そのものに殺菌効果があるモミや葉に鋭い棘があるヒイラギで作ったリースを玄関に飾ることで、家に魔が入らないように守っていたそうです。
また松ぼっくりや姫リンゴは、豊穣祈願の意味もあります。植物が姿を消す冬に作物の飾りをクリスマスリースに添えることで、来年も豊かに実りますようにという願いを込めているのです。
またクリスマスリースには、新年の幸福を祈る意味も込められています。日本では12月25日を過ぎたら、すぐにお正月の準備を始めます。門松やしめ縄を玄関に飾る準備を始める人も多いでしょう。しかしキリスト教を信仰している人が多い国は、新年になってもクリスマスシーズンが続きます。草木が枯れる冬に美しい常緑樹や花で彩ったクリスマスリースを飾り続けることで、明るい新年を過ごせるようにと願いを込めるのです。

リースが輪の形をしている理由

リースは古くから、輪の形で作られます。輪は「永遠」の象徴です。始まりも終わりもない様が、「始まりであり終わりでもある」神様に通じるとも言われています。またクリスマスリースには、キリスト教では神様から人への愛を意味する神のアガペーが融合し「永遠の神からの愛」という意味も持ちます。「始まりも終わりもない=永遠」とされる輪には、長寿や幸福がずっと続くようにと願いも込められます。

クリスマスリースに使われる素材

リース材料

常緑樹の枝を輪にしたクリスマスリースは、赤や白、緑などのクリスマスカラーの素材で華やかに飾りつけがされます。使われている素材一つ一つにも意味が込められているのですが、具体的にどんな素材が使われているのでしょうか?

赤の素材

バラ

クリスマスリースの赤の素材と言えば、ポインセチア、赤いバラ、姫リンゴ、セイヨウヒイラギの実、リボンなどです。特にポインセチアは、クリスマスカラーである赤・緑・白が揃っているためクリスマスには欠かせない花です。
リボンは可愛さだけでなく、「固く結ぶ」ことができることから古くから魔除けの効果があると信じられてきました。リンゴはアダムとイヴが食べてしまった「知恵の実」とされる果実であるため、キリスト教で大きな意味を持ちます。
目にも鮮やかな赤いセイヨウヒイラギの実は、太陽やキリストの血を象徴していると言われています。とても神聖なものとされ、恵みをもたらす太陽の恩恵やキリストへの敬意と親愛を示すために欠かせません。

白の素材

松ぼっくり

純潔を意味する白は、聖なるクリスマスで特別な意味を持つ色です。クリスマスリースを彩る白の素材と言えば、リボンやボールなどのオーナメント、綿、白バラ、白く染めた松ぼっくり(松かさ)、ライスフラワーなどが挙げられます。雪を彷彿とさせる白をメインにすることで、洗練された上品な印象を与えるクリスマスリースになるでしょう。松ぼっくりは、豊穣や神への捧げ物としての意味もあります。

緑の素材

クリスマスリース

クリスマスリースに使われる緑の素材は、常緑樹であるモミやセイヨウヒイラギ、マツ、ハーブなどです。特にキリストの三位一体を象徴するモミやキリストが被ったイバラの冠と同じく棘を持つヒイラギは受難や魔除けの象徴です。最近ではお正月にも飾りやすい松や癒し効果が期待できるハーブもクリスマスリースに使われます。

シルバー・ゴールドの素材

クリスマスリース

クリスマスリースが、より一層輝きを放つようになるシルバーやゴールドの素材も人気があります。古くから世界中で魔除けの効果を持つベルや色とりどりのオーナメント、星などが素材として好まれます。クリスマスツリーにも好んで使われる色なので、メインはもちろん添える程度でも雰囲気が一気にクリスマスらしくなるでしょう。

人気のクリスマスリースのデザインとは

常緑樹の枝を輪にしたクリスマスリースは、赤や白、緑などのクリスマスカラーの素材で華やかに飾りつけがされます。使われている素材一つ一つにも意味が込められているのですが、具体的にどんな素材が使われているのでしょうか?

定番スタイル

クリスマスリース 定番スタイル

クリスマスリースのデザインで無視できないのが、赤・緑・白のクリスマスカラーの花や松ぼっくりで飾り付けられた定番スタイルです。色のコントラストが素晴らしく、常緑樹の緑や赤いバラ、ポインセチアなど王道のクリスマスを楽しむことができます。正統派で本格的なクリスマスを楽しみたいという方に喜ばれるデザインです。

クレッセントやハートスタイル

クリスマスリース クレッセントやハートスタイル

クリスマスに飾るクリスマスリースと言えば、永遠を意味する輪の形が主流です。しかし近年、クレッセントと呼ばれる半円形やハート型のクリスマスリースも人気が高まっています。
クリスマスカラーに月を連想させるゴールドを散りばめたデザインのリースも豪奢です。ハートは、淡いベビーピンクや大人っぽいマゼンタピンクの花とリボンで飾られたデザインが女性からも高い支持を得ています。

北欧スタイル

クリスマスリース 北欧スタイル

シンプルで余計な飾り付けのないナチュラルなデザインが好きな方には、北欧スタイルのクリスマスリースが人気です。赤い花にゴールドのオーナメントや松ぼっくりが添えられたリースは、白や木目調を基調としたお部屋にも馴染むのでぴったり。クリスマスが無事に訪れたことを祝い、厳かに過ごすことができます。リースやスラッグの紀元とされる北欧のスタイルだからこそ、おしゃれなクリスマスを過ごせるでしょう。

モダンスタイル

クリスマスリース モダンスタイル

モダンスタイルのクリスマスリースは、個性豊かでおしゃれなデザインが多くあります。純白の花やシルバーに色付けされた松ぼっくり、リボン、オーナメントなどがあしらわれたリースなら神聖な雰囲気を満喫できるでしょう。ブラウンや紫の花で彩られたクリスマスリースも大人っぽいシックでエレガントな雰囲気を楽しむことができます。

クリスマスリースとスワッグの違い

リースとスワッグ

たとえ伝統でも毎年クリスマスにクリスマスリースばかり飾っていては、飽きてしまう可能性があります。たまには違う雰囲気のものも飾りたいと思った時は、スワッグがおすすめです。スワッグとは、「壁飾り」を意味します。
ドライフラワーで作られることの多いスワッグは、ブラザードフラワーで作られたものも人気です。クリスマスリースと同じく花や植物を使ったガーランドを起源に持つスワッグは、もともと北欧から伝わってきました。
冬になると花や植物が姿を消してしまう北欧では、クリスマスや新年にドライフラワーを飾ることでより盛大にお祝いすることを目的としていたのです。ヨーロッパに渡り冬になっても花や植物が見られるようになりましたが、おしゃれで華やかな花を用いたスワッグは今でもクリスマスを彩る定番の飾りとして愛されています。

クリスマスリースを飾ってみよう

ドアに飾られたリース

クリスマスリースは、好みのデザインのものを買うことはもちろん自作することもできます。華やかでおしゃれなデザインが多く、クリスマスの時期が近づくと飾りたくなるリースですが飾る場所や期間は定められているのでしょうか?クリスマスリースを飾る際の場所やおすすめの飾り方、期間を解説いたします。

クリスマスリースの飾る場所

クリスマスリースは厳密にここに飾る、といった場所は決められていません。しかし魔除けや春の訪れを願うものであるため、玄関に飾られるのが一般的です。しかしマンションなどの集合住宅は、廊下側の玄関が共有スペースとされていることが少なくありません。そのため、玄関の内側に飾っている方も多くいます。もちろん、棚の上などに飾ってもOKです。

クリスマスリースの飾り方

クリスマスリースを飾る方法は、取り付けたフックに吊るしたり掛けたりするのが一般的です。軽い素材で作られたクリスマスリースならプッシュピンで壁に飾ることができます。お部屋の壁に立てかけるのはもちろん、高さを調節できるリーススタンドやイーゼル、アートスタンドを使用すればテーブルでも楽しむことができます。壁に穴を空けたくない方にもおすすめの飾り方です。
周囲に天使やサンタクロースの人形やオーナメント、キャンドルを灯せば、ロマンチックになるでしょう。リースは、軽いため持ち運びがしやすいのも特徴です。好みの飾り方やインテリアに合った雰囲気を楽しみましょう。

クリスマスリースを飾る期間

日本ではクリスマスシーズンが終われば、すぐにクリスマスリースやツリーを片付けてお正月を迎える準備を始めます。しかしクリスマスを大々的に祝い楽しむ欧米では、新年を迎えてもクリスマスリースを飾り続けます。
期間は地域や宗教によって差はありますが、飾られ始めるのはアドベント(待降節)の11月30日に最も近い日曜日からです。キリスト教にとって重要なクリスマスは、新年を過ぎても家や街でクリスマスリースやスワッグなどの飾り付けが楽しめます。終わるのは、エピファニー(公現祭)の1月6日かキャンドルマス(聖燭祭)の2月2日です。神がイエス・キリストの姿で人々の前に姿を表した日を祝うエピファニーまで飾るのは、欧米諸国などを中心に広がった東方教会が主流の地域です。
一方キャンドルマスは、ユダヤ教の中ではイエス・キリストの生後40日目に神殿で身を清められたことを祝う日です。宗派によって差はあるものの、日本は無神論者が多く自由であるため気軽にクリスマスリースを飾り、いつ片付けても問題ないでしょう。

まとめ

古くから魔除けや春の訪れの願いが込められてきたクリスマスリースは、さまざまな意味を持つ素材が使われています。もともとは古代ギリシャ・ローマの時代に生まれたリースですが、現代ではクリスマスに欠かせない飾りの一つです。クリスマスリースを飾ることで、家の雰囲気が華やかになります。ぜひ人気のデザインのリースを好みの飾り方で楽しんでくださいね。

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